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炎の祭典

日本一危ない国宝。


そんなキャッチフレーズが

ポスターに載っている。


三徳山。

そこで3年ぶりに炎の祭典が開催された。

三朝に住んでいながらの

初参加。

ワクワク。


お椀を頭にかぶり

毛皮をおしりあたりにあてがう

独特の装束に身を包む山伏が

いっぱいで、

ひっそりとした山の中は別世界だった。


ちなみに、

山伏は男ばっかりで

女の山伏は一人もいなかった。


午前中、奉納演武。

午後、火渡り神事。


ムスメの顔はひきつり、

みている私たちも緊張した

火渡り。


終ってみると

熱くなかったわ。

黒くなった足を洗いながら一言。


願いをかいた木の札(護摩木)を、

ほら貝の音とともに山伏行者たちが

燃え盛る炎の中にポンポン投げ込んでいく

護摩行。


その木の札の量が半端なく多かった。

みんな、

いっぱい祈りがあるんだろうな。


見ているだけでは、

もったいないと思った。

私も参加したいと思った。

なので、

護摩行や火渡りの時、

ひたすら手を合わせて

何十回となく般若心経を唱えた。


家族、自分の健康、夢や目標のこと。

その願いが、

炎とともに天まで舞い上がり

叶いますように。


清められたような、

すっきりした気持ちで

三徳山を後にした。


ふと、携帯をみた。

着信があったので折り返した。


・・・やらかしてしまった。

約束の日を間違えていたことが判明。

神様、さっきお願いしたのになぜ。


・・・修行でしょうか。

なんて思いながら帰路に就いた。


神様のお庭みたいなところで、

大勢の祈りが結集した祭典。


火渡り神事は修験道の秘術らしい。

来年こそは私もその秘術とやらに

参加したいと思った。


夕飯

おばあさんのおでん からあげ











*秘術・火渡り神事


わたってるのはムスメ。

合掌し、焦ることなく

ゆっくり歩いていた。

一歩踏み出すまでが

エイヤって感じだろうな。






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