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カゾクとコドク

更新日:2021年5月5日

快晴。少し寒い。

8時前にコンの散歩へ。

広大な田んぼに陽があたりほわーっと湯気があがっていた。

大きく深呼吸。


先日、クローズアップ現代「同居孤独死」についての放映があった。


孤独死については、ジャーナリスト伊藤詩織さんの

『Lonely Death』を以前みて、うーん・・・と唸った。

1人で死ぬ。そして、誰にも発見されない時間が1年2年・・・。

お金のある、なしは関係ない。

周囲に助けを求められない何か。

コミュニケーション能力だけの問題じゃなさそう。

社会の弱さ、脆弱さを感じた。

とても素晴らしい映像作品だった。


さて、同居孤独死。

一つ屋根の下に暮らしていながらも、同居人が亡くなったことに気づかない。

亡くなって数か月経過し気づいても、そのままに。

亡くなった人との同居をどんな気持ちで過ごしていたのか。

うーん、わからんなあ。


同居の家族などがいて死亡から発覚まで4日以上経過したケース

大阪市86人(2018~2020)

東京23区 448人(2017~2019)


家族の死に気づかなかった理由・・・家族関係の希薄が原因とされたケースが4割


この番組終盤に

作家の重松清さんが「家族は万能ではない・・・」と語っていた。


改訂新版「カウンセリングで何ができるか」信田さよこ 大月出版

の中に、親子関係の常識の変化 という項目がある。

そこに、 『親と子は仲良くすべきという常識も

社会学的な観点による近代家族の歴史を知ることで

それは明治以降の歴史的構築物にすぎないという脱構築が可能になるのです。』

とある。

そして、家族機能が破綻することに一番危機感を持っているのが政府である

ともいっている。


家族とは。

家庭とは。

家族はどうあるべきなのか。

家族と社会の関係は。

家族に負わされ過ぎている様々な社会的機能。

それらを、家族外のものに切り分け移行させていく必要が迫られるのではないか。


私の場合、2人から始まった家族はひとときピークを迎え

また、2人に戻っていく。とおもう。

残るのは思い出とつながった命。

はかないものかも。

でも、そのはかなさは愛おしい。


夕飯が終わり、一息ついてパソコンにむかった。

そろそろ、眠くなった。

たぶん、すぐ夢の中だろう。

おやすみなさい。

⁂散歩の途中でとってきた椿。

ほんとにため息でるぐらいの美しさ。

凛として、潔い。

とくに終わりは、ぽろん、ころっって感じ。

なんか、勇気もらうな。合掌










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