無理したくないんですよね。
だから、おっぱいにはこだわりません。
先日出会った妊婦さん。
そうだよな、
無理はいけん。
よくない。
わたしだってそう思う。
妊産婦さんらの
意思決定を支援するのが私たち
助産師のお勤め。
お母さんの中には
あげたくてもほんとにでない人、
ワンオペでてんてこまいの人、
周囲がうるさすぎて…って人、(この中に助産師も入ってるかも)
できない環境要因もある。
また、メンタルの問題を抱えてる女性が
多くなったとの統計もある。
けれど、多くの人は
母乳のメリットをご存じないのでは
と思うがどうだろうか。
母乳ってその子のための
オーダーメイドな飲み物。
例えば、母乳の濃度は
早期産の時と
正期産の時とで違う。
また、母乳育児で
乳がん、卵巣がん、子宮体がんの発生率が
減少するというデータあり。
また、
噛む筋肉(咀嚼筋)を鍛え、食べる機能を発達させる。
授乳で噛む力や正しい嚥下を身につけることは
その後の口腔内の発育に重要。
最良のプロバイオティクス(腸内環境をグーに)
授乳中にオキシトシンという
幸せホルモンがでる。
まだまだ、あるけどこれくらいで。
これらをしっていくと、
「無理」のキャパが広がり
はじめは乗り気でなかったお母さんも
知識を吸収しながら
ちいさなこだわりができてくるかも。
すっごい大変じゃないの母乳って・・・から
私にもできるかも、へ。
気持ちは変わり、
赤ちゃんや自分のためにやってみたい。
そんな方向性ができてくるかも。
そして、そこには伴走者がいたら
もっといい。
こんな時はこうやって。
これより、こっちの方が。
だいじょうぶ一人にしないし
お手伝いするよ。
大丈夫できる。
ただの情報だけでなく、
そばに誰かがいて支援していく。
医療者も、地域も、家族も
お母さん一人一人を大事にしていく。
ああ、大事にされたなあと思える。
そんなふうになれば、
おっぱいの悩みはふっとび
赤ちゃん、めっちゃかわいい。
そう、思えるお母さんが増えるかも。
お姫様のように
おかあさんを大事にする
産後ケア。
もう一度お母さん自身が子供にかえって
大事にされながらお母さんになっていく。
インドでは第一子はおばあさんが
育てる。
その子育てをみながらお母さんを学んでいく。
そんなことをたつのさんは言われていた。
ううーん、奥深い。
そして未来へのケアー。
そこに携われるのは幸せなこと。
わたしも死なない程度に
無理のハードルを下げたいと思う。
夕飯
焼きそば(ムスメ作成)
*白い小花
たーしか、
ミリオンベルのような??
あふれるように花壇から
咲き誇っていた。
迫力いっぱい、元気いっぱい。
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