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執筆者の写真まきたひさこ

災害

白い。

遠くに見える山は霞んでいる。

シャラシャラという雨音で目が覚める。

昨夜、窓を開けていたので

おっと、こりゃまずい。

と思って閉める。


おかえりモネをみて、感慨にふけって

やっぱり、右側から涙が落ちるわあ・・

なんて思いながら右目頭近くをマッサージしていると、

北高の養護の先生から電話があった。

今日、休校になったんです。

と、連絡があった。


午後から2講座を1年生に予定していた。

・・仕方ないよな。

後日、再度日程調整することになった。

米子の高校も休校は多く、中部も例外ではないだろう。


コンちゃんの散歩、むずかしいなあ。

今は机に向かって外に目をやると、

ザワ~っと降り出してきた。

線状降水帯。

大雨や災害の時によくでてくるワード。

なんか、やばそうな感じだ。

愛知の先輩助産師がラインで大丈夫?と気遣ってくれる。


そういえば、三朝も竹田地区237世帯、648人に避難指示がでている。

私たちは県と「災害時における鳥取県助産師会の協力に関する協定」

を締結している。

妊産婦さんへの支援のほか、女性や子どもへの支援も必要だ。

災害時には、性暴力や性被害が起こりやすい。

阪神淡路大震災当時からそれらの声はあった。

きちんとしたレポートしては

をみればわかる。

やはり、知っている人からの性被害が多い。

なんで、こんな時に!

という憤りを隠せない。

でも、イカってる場合ではない。


会長や、県、市町村と連携し自分の出来る災害支援を

していきたいと思っている。

先輩助産師からラインで

自分の地域での防災活動をする中で、助産師としての力を発揮して。

と、アドバイスをもらった。


人智の及ばない世界。

温暖化や何らかの人間の身勝手さが、

関わっているのかもしれない。


こんな時は、じっとしていることしかできない。

じっと、通り過ぎるのを待つ。

ちっちゃな、ちっぽけなもんだな。

あらがえようのない世界で生きてるんだなあと

改めて思った。

*ききょう


あたりまえすぎて、

見向きもしなかった。

けれど、シンプルさに

なぜか潔さを感じ、

この頃好きになった。

宿根で毎年さいてくれるのも

すごく、いい。



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