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執筆者の写真まきたひさこ

此岸花

更新日:2021年9月18日


くもり。

台風のせいか、風が強い。

今朝は、皆が寝坊。

けれど、4枚切りの食パン1枚、おにぎり1個を娘は、

ぺろりとたいらげる。

あと5分しかないよと促してもどこ吹く風。

この余裕はいったいなんだろう。


あわただしく2人が出ていき、

しばし静寂のひととき。

あー、でていった。

やれやれ。

この頃マイブームのほうじ茶豆乳ラテにたっぷりとはちみつをイン。


昨夜の日本海新聞 「池袋暴走 控訴しない方針」

のページをゆっくり読んだ。

そうか、認めたんだ。

よかった。

70歳以上で病気持ちだと

刑の執行停止になるかもしれないけど、

でもよかった。


けれど、よくない記事がその下に小さくあった。

女児殺害母親に懲役7年を求刑

検察側、「命の重みを考えず」

2019、11月羽田空港のトイレで出産直後の女児を

殺害し・・公園に埋めたとして殺人と死体遺棄の罪に問われた

23歳の女性の公判が15日にあった。


いのちの重み。

本当にずっしりくることば。

命は大切。

命は地球よりも重たい。

命は美しい。

命は・・・

小さい頃から繰り返し聞いてきた言葉たち。


確かに。

そうだと思う。

けれど、彼女が全く命の重みを感じていなかったわけでは

決してないと思う。

1人誰にも相談できず、

お腹はだんだん大きくなっていった。

そして、逃げるように東京へ。

1人、トイレでの出産。


弁護側は「突然の出産の激しい痛みでパニックになった」と主張し、被告の当時の状況から「心から誰かを信頼し、相談することができなかった」として、情状酌量を求めた。


検察側はこう主張した。

「この世に生まれてきたにもかかわらず、名前もつけてもらえず、生まれたことさえ誰にも知られないまま、最も愛情を注いでくれるはずの母親に命を奪われた。」

最も愛情をそそいでくれるはずの母親・・?

これって世間一般であたりまえのことだから?

もし、父親が命を奪ったならどんなふうに主張するのか。

なんか、へん。


彼女の妊娠までの経緯や公園に遺棄した後の行動が

いろんなメディアで公開された。

そのことでも、

自己責任論や避難、批判が多かったと思う。

確かにそういうことはあった。


けれど、

だいじょうぶ。うまれかわれるよ。

いくつになっても、かわれるよ。

と、声をかけてあげたい。

いくつからでも、スイッチがオンになれば

生きなおせると思う。


稲刈りを終えた田んぼには彼岸花が咲き始めた。

彼岸の反対は此岸(しがん)。

迷いの世界。悩みの多い世界に生きている私たち。

ほぼ、思いどうりにはいかないことばっかりだけど、

何とかなるさでハードルを越えたいと思う。

そうだ、此岸花があってもいいな。


おやすみなさい。


*黄色のネリネ


彼岸花と同じ系列にの花。

同じようなものにリコリス

とかもあるらしい。

葉っぱないよな。

球根なのでそこから

栄養とるんだろうな。

赤もいいけど、

質素なシックな感じのクリーム色

のこれもなかなかいい。

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