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執筆者の写真まきたひさこ

ありんこ

ありんこ。

この頃、

この虫と遭遇する機会が多い。


ムスメをバス停付近まで

送る時、

なあなあ、ちょっとこれみて。

車1台が通れるくらいの

道に黒い

横断線ができていた。


ちかくに寄ると、

ありんこの大移動だった。


どこにいくだろうなあ・・。

追いかけたいような・・

でもやめた。


そして、先日のこと。

春の花が終わったんで

少し大きめの丸い鉢を

うんとこしょで持ち上げた。


すると、その下にはうじゃうじゃと

ありんこたち。

そして何やら白いものが無数にある。

どうも、卵っぽい。


いきなりおひさまの光に

照らされたありんこは、

右往左往している。

そして、卵を抱えて動くんだけど

その、卵の持ち方が笑える。


ちょっと持ってすいすい行くのや、

こりゃ多いだろと、

自分の頭よりも多い卵をもち

のろのろ歩くやつ。


ああ、ありんこにも

いろいろおるんだな。

がんばれ、力持ち。

しばし、しゃがんで観察。


そういえば、

ありんこ眺めてた画家が

おんなったよな。


山崎努と樹木希林の映画。

「モリのいる場所」


モデルになった熊谷守一さんは、

寝っ転がって、

ずーっと、

ありんこ見てて

アリは左の2番目の足から動き出す。

と話した方。


あの映画、よかったな。

希林さんも努さんも。


それから中村桂子さん。

彼女は生命誌研究者。


人間は生き物。

それはありだっていっしょで、

同じように40億年の

命の歴史を持っている。


命の重みにはいろんな意味があるけれど、

40億年という時間の重みもかなり大事な重みでしょう? 

そうすると、アリ1匹だって、

いいかげんに潰してはいけないということになります。

    (YAMAP MAGAGINにて抜粋)


大阪にあるJT生命誌研究館の前館長。

季刊「生命誌」が送られてくるんで、

ふと彼女を思い出した。


また、スミソニアン博物館で

アリの生態を研究するマークさん。

人間にとって最も近い生物はアリで、

アリと人間は生活様式において

多くの類似点をもつことを本の中で説明している。


たかがあり。

されどなんです。


働き者のアリさんのように、

パチパチはやめて、

草刈りでもしよっかなぁ。

ということで、

ここらへんでさようなら。

では、またあした。


夕飯

おばあさん担当

私は夜勤












*ジギタリス


迫力満点。

赤紫もいいけど、

白もいい。

ボーダーガーデンには

欠かせない花らしい。

どうしても、花の中を

のぞき込んでしまう。







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