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自転しながら・・・

執筆者の写真: まきたひさこまきたひさこ

空は白い。

けれど、4時から5時頃ふと目覚めたら空は

うっすらと赤かった。

朝焼け。

起きたかったけど、まぶたが重く目を閉じた。


昨夜は9時に布団に入ったのに寝たのは12時過ぎ。


「自転しながら公転する」山本文緒 新潮社

小説を開くのは久しぶり。


478ページ。

ハードカバーでその容量。

面白くなければ、やめればいい。

と思っていたけど、はまった。


大筋は恋愛小説。

その中に、親の介護問題やセクハラ、災害ボランティア、アパレル業界の内情と

多様な問題が含まれている。


読後、ほんわかして余韻を残しながら

眠りに落ちた。

就寝は遅かったけど、寝起きはいい。


おそよう・・と起床してきたつれあいに

気持ちよくお茶をいれた。(今日は3年番茶)


こころがふかふか、うっすらピンク色になった。

しばらく、そんな感じを持たなかった。

心地いい小説。

自転しながら24時間がすぎていく。

公転しながら季節が移ろいでいく。


私は職業柄、性や生殖のことを知識や情報を交えて正論で

展開していく。

指導という名目で。

それらは、もち、必要なんだけど正直私が伝えなくても

他の人でもできるような気がする。


もっと、あったかいもの。

ゆで卵の白身(しろみ)でなく黄身に働きかけるようなそんな

展開が必要なのかもしれないな。


息をするのもしんどい時、こころが折れそうなとき

思い出してもらえるような、

へたくそな内容でも、

こんな人たちも自分を応援してくれるんだなと思えるような

そんなエールを送れたらいいのかも。


この小説からは心地よさをもらった感じ。


さて、今夜はお刺身。

後輩助産師のお姉さんが九州で味噌や

醤油を作っていてそこの甘い醤油が使いたいので。

昨日の長芋に卵とチーズとソラマメまぜて焼いたのと

厚揚げのみそ汁。

の、予定だったけど、

おばあさんがほうれんそうもらってきたので

お浸しも追加。

じんわり疲れたので、今日こそは早く寝ようと思う。


*柚子の花

柚子の匂いに甘さをプラスした芳香


学校からの帰り

娘が、花のつぼみを

花の穴にいれて

ふーっと飛ばしていた。

私も負けずとやってみた。


この花が終わると

小さな柚子の赤ちゃんがくっつく。


夏の緑の柚子で

柚子胡椒でもつくってみようかな。




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