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執筆者の写真まきたひさこ

米原 万里さん

湯梨浜の図書館はいい。

読みたい本に巡り合える確率NO1.


先日も、あればラッキーと思っていた本に出合えた。

「パンツの面目ふんどしの沽券」 米原万里


久しぶりに読んで、改めてファンになった。

米原万里さん。

ロシア語の通訳者として、

華々しい経歴の彼女の奏でる文章は

切れ味するどい視点なんだけど、時に大爆笑する。


パンツ・・・この本は、

幼少時に抱いた疑問。

パンツの疑問やそれにまつわることの

人類史的、ワールドな視点でのエッセー。

(下ネタトークといってしまえばそうだけど)


まだ読み始めだけど、

こんなに次のページへのドキドキがあるのも

久しぶりだ。


今はあまり言われないかもしれないが、

昔は「よいこの4つの約束」があったらしい。

1,まいあさ かおを あらい、かみを とかしましょう。

2,まいあさ おきたときと まいばん ねるまえに はをみがきましょう。

3,しょくじの まえはには かならず てを あらいましょう。

4,まいにち パンツを とりかえましょう。


この中の4番目、

毎日パンツをとりかえる。

当たり前のようだけど、

どうも世界共通ではないらしい。


特にフランスでは

パンツをとりかえるのはわずかな人らしい。

なぜ??

こたえはビデの使用。


こんな感じで、

パンツやその中身のことがつづられている本なのだ。

チョー面白い。

手元においておきたい。


ビデについてはフェムケアアンバサダー研修での

講義内容にもあった。


当初はフランスの上流階級で使われていたビデ。

やがて、西ヨーロッパ、ラテンアメリカ、中東の国々に

広まっていったらしい。


昔は紙が高級だったので、

水で洗うことがはじまったらしい。

目的は排泄後の清潔や避妊。

(「ビデの歴史」って本もあるらしい)


10数年前、ヨーロッパを旅行中

名だたるホテルに宿泊したとき、

歯ブラシはないのに、女性のデリケートゾーン用

製品があったのにびっくりしたという話も聞いたことがある。


プラハのソビエト学校で、

パンツを手作りする同室者(10歳前後)

にびっくりした内容もあった。


私はミニセミナーで

パンツってなんではくの?

というプライベートゾーンの話をしている。


なので、パンツってことばに

過剰に反応する。

パンツの世界史というか、

パンツの諸事情というか、

パンツをここまで深く掘り下げた本はきっと

これぐらいじゃないだろうかと思う。


作者の米原さんの父上は鳥取出身。

たしか、八頭だったような。

なんか、かすかにつながってるようで

うれしい。


ちなみに妹のマリさん(料理研究家)のつれあいは

故・井上ひさしさん。


恐るべし作家。

生きてるうちに会いたかった。

(彼女は卵巣がんで2006年に逝去。)

これからも

本で彼女に会いに行きたい。


夕飯

おばあさんの冷やし中華

ご飯、

蜆(しじみ)のみそしる



*サラダ

この前ムスメが食べた

ハンバーグスープについていた

サラダ。

めっちゃおいしい。

そういって、どんどんお腹に

おさめていった。

もちろんハンバーグもおいしかった。

外食でサラダは食べるけど

こんなのは初めて。








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