静かな夜だった。
明るい朝。
昨夜、娘が言った。
お母さん早く起こして。
早く起きんとおじいちゃんが雪かいちゃうけ。
安みの日はだら子の娘が今朝は一番早くに起床。
ワクワクはすごい。
娘に後れをとり外にでる。
一面の銀世界。
しばし、目をうばわれる。
空を見上げれば、雲が動いている。
ところどころ青空がみえる。
ニュースをみていたら、
デズモンドツツ大司教が亡くなったと報じていた。
数年前に「よろこびの書」に出会った。
これは、彼とダライラマ14世との対談を記したもの。
病院を退職したときに、
ずっと読んでいた本。
久しぶりにページをめくってみる。
・・・世界はあなたによろこびを与えてくれませんが、
あなたからよろこびを奪うことはできません。
あなたは他人によって人生を踏みにじられることがあるかも
しれませんが、私は誰にもよろこびを奪わせませんでした。
もう一度、この本を開いてみようか。
よろこびか。
せっかくよろこびの泉をもってるのに、
そこに栓をしてるのは自分かもしれない。
外から来るもの、作り出すもの、
今朝の雪景色もよろこびかも。
ありがたや。
ありがたき世界に私は生きている。
夕飯は
カンパチと大根の煮物。
粘りっこのバター焼き。
春菊と白菜のナムル。
鳥ハム。
キノコと豆腐のすまし。
*近所の木
なんてこった。
言葉を亡くした景色の
ひとつ。
全てが宝石のよう。
犬とこどもだけでなく
私もピョンピョンしちゃいました。
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