作中に何度かでてくるフェミのフレーズ。
「いい女は天国に行けるが、
悪い女はどこにでもいける。」
いい言葉だ。
うっとりしてしまう。
私は天国でなくどこにでも行きたい。
今朝、起床後すぐに読み始めた。
1時間後最後のページに行きついた。
結婚したら、
相手の姓に変える。
嫁という存在になったら、嫁の立場をわきまえる。
子どもを産んだらいいお母さんになる。
お母さんは美味しい料理を作る。
お母さんは子どもの面倒を積極的にみる。
仕事より家庭。
つれあいは寝ていても私はご飯を作る。
こんな私でも、こんなことを
思っていた。
そして、子供が病気で仕事を休む
おかあさんに向かって
やっぱり、こういうときはお母さんがいいよな。
おとうさんじゃあなあ・・・。
なんて言っていた。
自分が女として母親として頑張ったことを
正当化したいがために、
まわりにも強要していた感がある。
サイアク。
サイテーだな。
何をやってきたんだろう。
ほんとに後悔先に立たず。
バカまるだし。
けど、気づいてしまったし
からくりが見えてしまったので
私はもうそっちには行きたくない。
嫌なことはいやというし、
人身売買じゃないんだけ、
私は家のものじゃない。
子どもを産むのは私にしかできんけど、
それは命がけの大イベント。
そのへんを、ちゃんと知ってもらう。
つれあいと育てる。
別に自分だけがいい親になろうなんて思わない。
料理はおいしく作れる人や、
ひまな人が作る。
わたし作る人、僕食べる人は通用しない。
親として、母も父も同等に子供の面倒は見る。
仕事も家庭も。
つれあいが寝てたら私も寝る。
今からでも遅くない。
変えていこう!!
小説の中には騎乗位の
セックス場面もでてきた。
これに思うのは正常位って言葉は
一体だれが考えたのか。
何をもって女が下で男が上の位置を
正常としたのかってこと。
主人公の彼女が上に乗っかって
自分の希望を伝えた。
すると、
僕はこころのどこかで何か違うと思って、
結局僕の息子は萎えてしまった。
という場面は少し考えた。
僕のリードで、僕が快楽を与える側という
自分の筋書きが見事に壊れると
ムスコもダメージを受けるってことかなあ。
うーん、性の奥行きは深すぎる。
・・つうか男ありきで、基準が男で
2人の関係性を作ってるので、
そんな風に思っちゃうんじゃないの。
僕ちゃん、いい加減脱皮してくれといいたい。
読み終えて思う。
正直、こんなに勇気づけられた小説は久しぶりだ。
朝井リョウさんの「正欲」以来か。
桐野さんもいいが、
なんか、私の今欲してる小説だったので
本当にタイムリーで嬉しかった。
今夜、もう一度読もうと思う。
・・・けど、疲れたので読めるところまで。
夕飯
オムライス
味噌汁
*はぜらんの葉っぱ
花は小さくこじんまりしている。
この、艶やかでフレッシュな
黄緑色した葉っぱが好きだ。
昨年のこぼれだねで
あちこちに咲いている。
本当にありがたい。
Comments