性的同意。セクシャルコンセント。
高校生の講義では必ず内容に盛り込んでいる。
昨日の新聞で暮らしのページにのっていた。
日本の刑法では13歳を性的同意年齢としている。
ということを、どれだけの大人、親が知っているだろう。
正直私も、数年前に知った。
そして、びっくり、愕然とした。
あの13歳になった日の朝。私が読むべきだったのはこんな文章だろう。 日本には性的加害に1人で立ち向かわなくてはならないという刑がある。相手がどんなに自分より年上でも、体格差があっても、抵抗したら危害を加えられたり、今後の生活で不利な立場に置かれたり、もしくは殺されるかもしれないと感じたとしても、相手に伝わるかたちで必死に抵抗しなければならない。抵抗を裁判で立証できなければ、通常のセックスをしたのだと見なされる。この刑は生まれてから12年間だけ猶予される。あなたの猶予期間は昨日で終わりました。
『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』
(小川たまか/タバブックス)より
この本は倉吉のよりんさいにあり、借りて読んだ。
韓国でも16歳へ。そして、ドイツ14歳、フランス15歳。
先進国では一番低い性的同意年齢。
中学校卒業までセックスは性的接触として、オブラートに包んだような表現しか使えないであろう教育現場。
精通、初経あれば妊娠させる力、する力があることをイコールにとらえていない学生。
緊急避妊を知らない学生。でも中学生がとりにきたよな・・・。
そもそも、中学校の教科書には避妊という言葉そのものはでてこないような・・・。
コンドームは、あくまでも性感染症(STD.STI)予防としてさらっとでてくるだけ。
13歳って中学1年生。
性教育後進国。
性産業先進国の日本。
プライベートゾーンについてさえ、うちは被害出てないので必要ない。
といわれるときもある。
性被害の実態がどんどんでてきて、聖職者やボーイスカウトや学校や。
私も、聞きたくないが耳に入ってくることも多くなってきた。
現状と子供をとりまく世界の乖離。
そんないろんなことをひっくるめてまずは
知ってほしいと思う。
自分の性から。
といっても、おかあさんたちは子供を守りたいパワーがすごくって
こどもが入口でもいい。
性的同意を考えるときのキーワードは対等な関係。
あなたとパートナーの関係性は人間として対等だろうか。
そう考えると、性教育は人権教育に基盤を置いたものになってくるはずだ。
相手が嫌なことはしない。
そう思えるだけでいろんなトラブルは解決していく。
大人も子供も問題の大きさは違うけど原因は単純なことだと思う。
「性的同意 紅茶」で検索するとイギリスの警察が2015年に公開した
小学生でもわかる動画がでてくる。
これまでの、我慢、空気感、思い込みは、
Yes,Noと自己決定してもいいという当たり前のことが再確認できる。
文字でなく動画というのがいい。
久しぶりにみて、そうだよなあと納得した。
*昨年10月大山山頂から下山途中に出会ったレインボー。
眼下に雲?霧? の中から見えた不思議な虹。
夜中からの登山開始で朝方みえたもの。
頭に懐中電灯くっつけてひたすら登った。
下をみれば米子の市街地。
上をみれば星空。
一番喜んだのは、小学3年だった娘と19歳の息子。
今年もまた大山登山します。もち、夜中から。
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