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なんで私に。(1/5分)

胃を全部とっちゃったのよ。

その人との面識は2回目。

1回目は何気ない会話だった。

ほんの、5分ぐらい。


そんで、次が昨日だった。

ここに、ポートが入って

明日はここから高カロリーの輸液が

入るのよ。

訪問看護。

いいんだけどね、でもつながれてるみたいで

イヤなんだよね。


胃を切っちゃったでしょ、

そんで、くっつけたところだと思うけど、

少し食べるとそこが痛いんだよね。

痛いと食べたくなくなって、

ドンドン体重減っちゃって。

そんで、点滴。

先生、うるさいんだよな。


手術がおわったら・・って

思ってたんだよね。

でも、それからがつらい。

食べたい。

って気持ちは胃をとるのと一緒に

どっか行っちゃった感じ。


好きなものを食べたいっていう気が

全然起きないの。

まいっちゃうわ。

さらりと、彼女はそういって帰宅した。


たぶん、わたしより少し先輩。

スレンダーなカラダ。

血色は悪くない。

マスクで顔半分が隠れているので

もしかしたら、頬がこけてたかもしれない。


淡々と仕事をこなし、

声にも張りがある。

まさか、そんな重症だなんて

思ってもみなかった。


お互いに医療者である2人。

なんで、私に話してくれたのか、

誰かに聞いてもらいたかったのかも。


夜勤明けの頭では、

彼女の言葉はうまい具合に

咀嚼できず、

そのため今は消化不良。


けれど、目覚めたら

もう一回反芻したい。

牛のように。


とりあえず、

いまは泥のように寝ようと思う。

おやすみなさい。


夕飯はおばあさん














*1月3日美保関での朝日


おばあさんは日が昇る方に

むかって手を合わせていた。

私もまねて拝んだ。

すごい数の釣り人だった。

今は何が釣れるんだろ。

釣れんくっても、

ぼーっと海みとれば

いいもんな。

釣りも悪くないな。

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