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執筆者の写真まきたひさこ

「生きてるだけで100点満点」・・・。

6時。

夕方みたいに暗かった。

昨夜は7時に布団へ。

目がショワショワしてきて、本も読めなかった。


途中夢の中でいろんな声が聞こえた。

目覚めたのは朝。

実によく寝た。


8時前、家を出て途中モーニングをかきこみ

湖山池周りをジョギング。

午前中の講義が終わり、午後は鹿野へ。


「生きてるだけで100点満点」について、

3人の助産師の想いを話した。

そして、孤立出産についてみんなで考えた。


正直私はこの、「生きてるだけで・・・」

このフレーズは苦手だった。

生きてるだけでほんとにいいの・・・。


この言葉は私が考えた言葉ではなく、

助産師会が10数年前から使っているフレーズ。

 

感想文で、この言葉がよかったと

書いてくれる生徒が意外と多かった。

何がこの子たちにこんなに響くのか、残るのか。


まあ、いろんな取りようがあるし、あっていいけど。

今は少々苦手意識もなくなった。


いのちの現場で人の生き死にに出会ってきた。

圧倒的に多いのは生まれるとき。

力強さもあるけど同時にはかなさも感じた。

生れるときは死に近づくときだとも感じた。

そして、何より生きたい、生きるためにうまれてくる

小さな命の覚悟を感じた。


周りの大人たちもみないきて生まれてきた。

ただ、そのことに感謝し喜び、涙した。

命がけとはこういう時に使うことばだとも思った。


産まれてくると、そこは必ずしもいいことばかりの

世界でないと感じ始める。

思春期はそれが著名になってくる。

違いからくる劣等感や、点数やら評価で決まる学校。

自分の居場所がない、作れない。

生きにくさを感じ始めるかも。


自分と親との良好とはいえない場合だってあるし、

友達っていうときに厄介な関係もある。

こころが折れそうなとき、

息を吸ってもしんどい時だってあると思う。


消えてしまいたいって思うときや

いなくなりたいって思うときだってあるかも。

挫折や苦痛を感じないで生きてきた人なんて誰もいない。

一見華やかに恵まれたようにみえるその人も

こころを闇が覆っている場合だってあるかも。


そんな状況でも、息をして今ここに留まっている。

そのことがすごいことなんだと思う。

価値があるからその人がいるんじゃなくて

その人がいるから価値があるんだと思う。

自分は今ここにいるってことが100点満点。

なんか、そんなふうに今は思う。


けど、私は思っていても忘れてしまい

我が子に

理不尽に怒ってしまったり、

つれあいに対して八つ当たりしてしまう。

そんなにいい人間ではない。

見えないかもしれないけど誰よりも自覚している。


だからこそ、そんな私だからこそ

この言葉が必要なのかもと思う。

苦手意識がなくなってきたのは、

私自身に響いてきたからなのかもしれない。


まだまだ、修行中・・・。

いくつになっても修行だな。

こころからそう思いながら帰路についた。


さて、夕飯は

余っていた昨日の白菜と肉の重ね煮に

酒粕と味噌、水をたして今度はかす汁風にした。

それと、

ちくわのいぞべ揚げにチーズをかけてリッチに

したもの。


*今朝8時45分頃の魚見台


なんか夕方みたいだけど、

朝の風景。

空からの光が、

なんか神々しくて、

海面に映った光もキラキラして

1枚パシャ。

大きく深呼吸して

バンザイした。





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