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執筆者の写真まきたひさこ

「ぬちどぅたから」(命こそ宝)

快晴。

昨夜は残っていた宿題をとうとう

やらねばまずくなり、

パソコンに向かった。


その後、

お風呂に入って、

フトンに横になると、

カエルや、とりの声が聞こえてきた。

それ以外は何もない静かな夜で、

大の字になって宙を仰いだら

沈んでいくような眠気に襲われた。


その途中、戦果で過ごしているだろう

人たちのことを思った。

きっと、お風呂で読んでいた新聞に

沖縄復帰50年のことが書かれていた

からかもしれない。


自分でもびっくりしたが、

泣いていた。

そして、朝になった。


私が生まれた1970年。

そのころ、沖縄は日本ではなかったと

知ったのはちむどんどんをみてから。


今でも

基地の中に沖縄がある

と言われたとおり、バイデンさんも

沖縄の支援に感謝するメッセージを寄せている。


そこを踏まえたうえで、

駐日大使は

・・自由は無償ではない。

と締めくくっているのはなんだか

重たい。


自由の代償をこれまで沖縄は身を削って

払ってきたと思う。

けれど、まだ足りないらしい。


政治のことは、よおわからんけど

活字を追えば追うほど、

その理不尽さを思う。

けれど、その上にある平和を享受している

私はその思いをどんなふうに

消化すればいいのかわからない。


今起こっている戦争を感じた時に

こんなふうに沖縄も戦場と化していたんだなと思う。

私にはその痛みがちょびっとしか

わからんくて、申し訳ないと思う。


私にとって沖縄は遠い。

けれど身近に琉球民族出身の親友がいる。


彼女は

誰からも好かれ、頼りにされ、

自身の身をなげうって周りのヒトに尽くす。

その姿は

はたからみていて心配になるほどだ。


彼女をみていると、

生まれ育った豊かな自然。

その自然と共存していく

人間の暮らしも垣間見るときがある。


彼女独特のおおらかさと、やわらかい

まなざしは南国特有だと思う。


「ぬちどぅたから」(命こそ宝)

いのちこそ何物にも代えがたい宝物だという

意味の言葉がある。


沖縄の出生率は47年間第1位。

国益に十分貢献しそして基地までも。

知らなかったが、貧困率は高く

県民一人当たりの所得が全国ワースト1。


今の私の日常が、

沖縄とつながってること。

どうあがいてもその痛みはわからないこと。

だからこそ、見て見ぬふりはしないこと。


私にはこれぐらいしかできないけど。


そんなふうに思っている。


夕飯

オムライス

豆腐の味噌汁

サニーレタスとトマト

昨日の南蛮漬け


*三毛猫メルちゃんの肉球


まだらな肉球。

おもわずプニプニ

してしまう。

ここから唯一汗かくみたいだけど、

どんだけかくんかな。


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